根魚釣りにはまったのは、お客さんに教えてもらい”キジハタ”というハタ科の超高級魚に出会ったことに始まります。
このキジハタが獰猛?で、ルアーによく反応します。
暑けりゃ釣れます。
ですが、私は「マズメ~明るくなってから」しか釣れず、そのお客さんは「暗いうち~マズメ(マズメ~暗くなる)」しか釣れないという。
確かに教本では夜間が基本となっています。
この違いは何か?をいろいろ考え試した結果「どちらも釣れる」ということがわかりました。
夜間は夜間の釣り方があるし、明るいうちは明るいうちの釣り方がある…
これを知ってからはボウズは激減し、9割以上の日は釣れます。(夏場は100%)
その時々で「明るくなければ釣れない」「暗くないと釣れない」という時があり、私の場合、その「暗くないと」の時にボウズになっていた訳です。
現在考えられるパターンは4つ。
「明るくないと釣れない」「暗くないと釣れない」「どちらも釣れる」「どちらも釣れない」
確率で言うと3/4は釣れるわけです。
そこに、「その時々に適したルアーを使用しているか?」「適したアクションをしているか?」で釣果は決まると思います。
ですので、よく「釣りって気長じゃないからしない」って人がいますが、あれは真逆で、私は1分1秒もったいないと思って釣っています。(競技に近い感覚)
一般的なルアーフィッシング対象魚は”シーバス””ワラサ(ブリの小さいもの)”など回遊する魚なので、気長な釣り方をしている人は多いのですが、根魚は回遊しませんので、足を使って探り回らなければいけません。
それに適正ルアーや適性アクションも加わるので、1分1秒もったいないです。
良く話しかけてくる方がいらっしゃいますが、本音では「邪魔するな」という気持ちがあります。
しかし、そこは「アジ師や、シーバス狙いの人はわからないよね?」と思い、愛想よく対応してなるべく早く作業に復帰します。
逆に言うと、そのくらい楽しいです。
根魚はそのキジハタ(市場25㎝で980円程度)のほかにもヒラメ(50㎝で4000円程度)、マゴチ(60㎝で6000円程度)、カサゴ、アイナメなどがスタンダードに釣れますがそのどれもおいしいです。
しかし驚いたのは、カナガシラというホウボウに似た小型の魚が激うまだったことでした。
めったに釣れないのですが、春の比較的寒い時期に30㎝を2匹釣って刺身で食べたのですが、カサゴと並べて出して子供に「どちらがうまい?」と聞くと即座にカナガシラを選んだほどです。
このカナガシラは30㎝で100円程度なので市場に出たら食べてみてください。
ただ、ちゃんと処理していない可能性も大きく、寄生虫の可能性は捨てきれないので刺身はお勧めはしません。自己責任で…
が、寄生虫がいないとしたら刺身が激うまです。
なんでも、あまりにも絶品で昔は殿様の食べ物だったとか…
これが「釣り人の特権」ですね。
根魚は魚がかかってからの引きが楽しいです。
キジハタなんかは根(隠れられる場所)を見つけては引きずり込みますし、その引きは魚の大きさに比べたら凄まじいパワーを持ちます。
一瞬も気が抜けません。
ヒラメは海面に出てくると底へもぐろうとして必死になりますが、この引き込む力はなかなかスリリングです。
対して、たまにシーバスも釣れるのですが、こちらはかなり気を抜いて取り込めます。
シーバスとわかった瞬間に「楽勝」という確信が生まれますし、取り損ねたことはないです。
私にとってはドキドキ感は少ない…そもそもあまり旨くはないし…
根魚はとにかく気が抜けなく、スリリングです。そしてとにかく旨い…
あと、最近大量に釣れるのですが気持ち悪くて逃がしていた魚「エソ」は実はうまいそうで、以前50㎝のエソをさばこうとしたのですが、気持ち悪くてはらわた出した時点でゴミ袋行き…(別名:ヘビ魚、トカゲ魚)
それがまた年々大量化、大型化してきてるんで、ほかの魚が釣れなくて困る時期があります。(2021年は2週間にわたりエソだらけで60㎝3匹釣りました。捨てました。)
ですがこのエソは”カマボコ”の超一級材料として知られ、しかも大量大型であるために次期にはチャレンジしてみたいと思います。
ものすごく簡単に釣れまくります。
オモリだけでも食ってくる…60㎝もなると引きもなかなかです。
その他にも”キジハタ””タチウオ”が新潟でもかなり増えてきているのですが、”アイナメ”は減っていますし、最近は”ワラサ””サワラ””サクラマス”の時期がずれている感じで当たりまません。私が釣りを始める前や後に来てるらしい…
なかでも「エソ祭り」が年に2回開催されますのでそれが厄介です。
温暖化も良いような悪いような…
賢く付き合っていくしかないですね。
是非ほかの人も根魚釣りをしてほしいです。
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